「高血圧改善↓」対決!「血圧の薬」対「ウォーキング」

今回は、「高血圧改善↓」対決!です。すなわち、「高血圧を改善するのは、どっち?」勝負です。

「血圧の薬」対「ウォーキング」。勝負の行方ははたしてどちらに!?

高血圧の治療には、血圧を下げる降圧剤を服用するのが一般的ですが、それとあわせて運動することが推奨されています。はたして本当に効くのはどちらでしょうか?

「ホントに長生きするのは、どっち?」(宝島社)で医学博士「川嶋 朗先生」によりますと

完治を目指すなら歩くこと。つまりウォーキングが大切とのことです。なぜなら、降圧剤を飲んでも高血圧は完治、改善できないからとのこと。お薬はあくまでも対症療法であり、服用をやめれば元に戻ってしまいます。完治を目指すのであればウォーキングに軍配があがるそうです。もし、高血圧の原因が肥満であれば、減量を優先するといいでしょう。ウォーキングは誰でも無理なく手軽にできる有酸素運動で、歩くことで、血管を強くして心肺機能を高め、高血圧を予防・改善できるのです。

そして、ウォーキングのときは、

○ 週3回、1回10~20分、汗ばむ程度に歩こう

○ 準備運動、ストレッチをしてから歩こう

○ 夏・冬の体温調整の対策をしっかり

○ 水分補給を忘れない

ことが大切とのこと。

血圧が高めの人の方が長生きするというデータもあります。ただし、長年薬を飲んでいてそれがないと不安な人は薬の服用を続けてもかまわないそうです。つまり、「薬も選択肢のひとつだと考えて」とのことです。

 

「働き盛り世代の生活習慣病・がん」

私事ですが、今朝、身内で不幸がありました。死因は「がん」でした。末期がんで医師に余命6ヵ月と宣告されていました。まだ、40才を少し超えた年齢でした。入退院をしながら、余命宣告後1年6ヵ月くらい頑張りました。家族に見守られての最後でした。彼はまさに、働き盛りの年齢でした。彼は、責任ある仕事を任されていたので、無理を重ねていたのだと思います。

働き盛り世代の死因の40%は「がん」です。

働き盛り世代では、対人関係や仕事、金銭の悩みなどの「ストレス」が大きな負担になりますが、対人関係や仕事、金銭の悩みなどの「ストレスが、がんを引き起こす例も多い」そうです。

人は年齢を重ねると誰でもがんになりやすくなりますが、それは、加齢によって病気を防ぐ免疫力が低下するからです。そして、免疫力低下の大きな原因が、この「ストレス」なのです。ですから、ストレスのないポジティブな生活を送ることが、がん予防につながります。

一方、がんのデータ的な観点からは、国立がん研究センター新ビジョン「わが国のがんの現状と将来予測」(2014年6月 独立行政法人国立がん研究センター)では、

□人口の急速な高齢化に伴い、国民の二人にひとりが がんに罹り、今後さらに患者が増加

□ 働き盛り世代の死因の40%ががんである

□人口の高齢化とともにがんの罹患率は上昇し、 年齢調整死亡率は低下するが、総死亡者数は増加。 三人にひとりががんで死亡する

□団塊の世代が後期高齢者層を形成する2030年前後 にはがん患者数は大きく増加。 がん多死社会が到来

と述べています。

私は、「ストレスをためない生活は、大切」ですが、それだけでは十分な「がん対策」ではないと感じています。がんなどの生活習慣病は「どこも痛くないし、苦しくないから自分は、大丈夫だろう…」という感じで、ご自分の健康チェックを後回しにしていて、いつの間にか健康を損ねて手遅れになるケースがあるからです。そして、手遅れになるまで、あまり自覚症状がないことがあるのが怖いところです。私は、やはり「定期的ながん検診」を受けられるとよいと思います。

私自身、がんの早期発見のために「定期的ながん検診」を受けていますし、もしものときのために「がん保険」にも入っています。

今一度、私は「がんは早期発見、早期治療が大切」とのフレーズを皆さんにお伝えしたいです。