SNSでトラブル急増!

Facebook(フェイスブック)やLINE(ライン)などの会員制交流サイト(SNS)利用者の消費者トラブルが2014年度に急増しています。トラブルにあったらまず、[ 消費者ホットライン ] 「0570-064-370」に電話相談しましょう。

消費者庁や国民生活センターは、スマートフォンなどの携帯端末の普及でSNSが身近になり、不慣れな人がトラブルに巻き込まれやすくなっていると注意を呼び掛けています。若い人だけではなく、40~60才代の相談者の増加が目立っていて「幅広い年代に被害が広がっている」とのことです。

消費者庁の相談内容は、「SNSで知り合った相手から出会い系サイトへ誘導された」「知人だと思った相手が成り済ましだった」などで「SNSで広告を見て無料お試しした食品が知らない間に定期購入になった」という通販トラブルも多いそうです。

消費者相談数は、2014年度は、過去最多の7,370件です。他人事ではありません。くれぐれもご注意くださいね。まずは、SNSの設定を見直して安全にSNSを利用しましょうね。

※私は [ NTT西日本セキュリティー対策ツール(最新版] の「SNSプロテクション」(※1)は既に導入済みなので今回、「プライバシー設定チェッカー」機能を利用してさっそくSNSのプライバシー設定を見直しました。(^^ゞ

(※1)「SNSプロテクション」は、SNSサイトに含まれるリンクの安全性を表示します。

この記事は、「北陸中日新聞2015.6.14朝刊」を参考にして私が内容を一部編集しました。

「オリックス生命、大丈夫かいね?」

私は生命保険のお話をすると皆さんによく、「保険料は安くても、その会社本当に大丈夫かいね?」と言われます。

最新の格付け(2015.5.2現在)で「オリックス生命」は、《◎格付投資情報センター( R&I )で、保険支払能力「A+」:保険支払能力は高く、部分的に優れた要素がある。◎スタンダード&プアーズ(S&P)で、保険財務力「A-」:保険契約責務を履行する能力は強いが、上位2つの格付けに比べ、事業環境が悪化した場合、その影響をやや受けやすい。》でした。現在のところ、格付機関の評価は安定的です。

また、もう一つの経営の健全性指標であるソルベンシー・マージン比率(2015.3.31現在)は、「オリックス生命単体」では、「746.4%」、2015.7.1合併予定の「ハートフォード生命との連結」では「2,422.4%」です。このソルベンシー・マージン比率は、大災害や株の大暴落など、通常の予測を超えて発生するリスクに対応できる「支払余力」があるかどうかを判断するための指標の一つで、200%以上あれば経営の健全性の一つの基準を満たしているといえます。

次に、保険会社が経営破たんした場合でも、保険契約がなくなるわけではなく「生命保険契約者保護機構」により一定の契約者保護が図られます。この保護機構には国内で事業を行うすべての生命保険会社が加入しています。この際、特に新規加入時に留意すべき点は経営破たん時には保険種類別では、一般的に保障性の高い保険(定期保険、医療保険など)では、保険金額などの減少幅は小さく、貯蓄性が高く保険期間が長期の保険(終身保険、養老保険、個人年金など)では減少幅が大きくなることです。

そして、保険料の安さの問題は、生命保険料の内訳は保障のみに使われる「純保険料」と生命保険会社の運営経費に使われる「付加保険料」から成り立っていて、実はこの「付加保険料」が生命保険会社によってかなりの格差があるからなのです。私は、同じ保障内容ならば保障に使われる「純保険料」は生命保険各社で大きな違いはないので、「付加保険料」部分の生命保険会社の運営経費の使われ方がご自分の求めている付加価値やサービスの内容(①最寄りに店舗がある。②細かな相談に乗ってくれる。③コンサルティング能力が高い。など)に見合っているかどうかが、保険選びの選択のポイントの一つのになるのだと思います。なお、生命保険選びの大切なポイントは、末尾の《生命保険選びの基本》を参照してください。

冒頭の質問の回答としては、「絶対大丈夫」という話ではないですが、一つの目安としてお考えいただければと思います。今後とも、当事務所およびWebサイトをよろしくお願いいたします。

※ 《生命保険選びの基本:①生命保険の加入目的を確認する。(自分に必要な生命保険を把握する。)②生命保険加入前に利用可能な公的保険制度や会社の福利厚生制度をまず確認する。③正確な必要保障額を試算する。④複数の商品を比較して保障内容と保険料を確認する。⑤理解できない商品には手を出さない。(もしもの時に確実に給付を受けられるよう保障内容を理解できること。)など》