私事ですが、今朝、身内で不幸がありました。死因は「がん」でした。末期がんで医師に余命6ヵ月と宣告されていました。まだ、40才を少し超えた年齢でした。入退院をしながら、余命宣告後1年6ヵ月くらい頑張りました。家族に見守られての最後でした。彼はまさに、働き盛りの年齢でした。彼は、責任ある仕事を任されていたので、無理を重ねていたのだと思います。
働き盛り世代の死因の40%は「がん」です。
働き盛り世代では、対人関係や仕事、金銭の悩みなどの「ストレス」が大きな負担になりますが、対人関係や仕事、金銭の悩みなどの「ストレスが、がんを引き起こす例も多い」そうです。
人は年齢を重ねると誰でもがんになりやすくなりますが、それは、加齢によって病気を防ぐ免疫力が低下するからです。そして、免疫力低下の大きな原因が、この「ストレス」なのです。ですから、ストレスのないポジティブな生活を送ることが、がん予防につながります。
一方、がんのデータ的な観点からは、国立がん研究センター新ビジョン「わが国のがんの現状と将来予測」(2014年6月 独立行政法人国立がん研究センター)では、
□人口の急速な高齢化に伴い、国民の二人にひとりが がんに罹り、今後さらに患者が増加
□ 働き盛り世代の死因の40%ががんである
□人口の高齢化とともにがんの罹患率は上昇し、 年齢調整死亡率は低下するが、総死亡者数は増加。 三人にひとりががんで死亡する
□団塊の世代が後期高齢者層を形成する2030年前後 にはがん患者数は大きく増加。 がん多死社会が到来
と述べています。
私は、「ストレスをためない生活は、大切」ですが、それだけでは十分な「がん対策」ではないと感じています。がんなどの生活習慣病は「どこも痛くないし、苦しくないから自分は、大丈夫だろう…」という感じで、ご自分の健康チェックを後回しにしていて、いつの間にか健康を損ねて手遅れになるケースがあるからです。そして、手遅れになるまで、あまり自覚症状がないことがあるのが怖いところです。私は、やはり「定期的ながん検診」を受けられるとよいと思います。
私自身、がんの早期発見のために「定期的ながん検診」を受けていますし、もしものときのために「がん保険」にも入っています。
今一度、私は「がんは早期発見、早期治療が大切」とのフレーズを皆さんにお伝えしたいです。