開業1周年を迎えて

当事務所は、7月8日(水)に開業1周年を迎えました。これもひとえに地域の皆様やご縁のあったお客様、また事務所Webサイト「エコじゃネット」やGoogle+ 「オリックス生命代理店 中西浩」をご覧いただいた皆様のご支持、応援の賜物と感謝しています。

私は、特に1周年記念のイベントは催しませんでしたが、ご縁のあった方々にはお礼のハガキをお出ししました。

また、この機会に自分を見つめなおす意味も込めて「すぐやる人は、うまくいく。」-最速でチャンスをつかむ習慣- 中谷彰宏著(学研パブリッシング刊)を読みました。この本は近所のコンビニに並んでいました。私は以前、中谷彰宏氏の著書は何冊か読んだことがありましたが、今回も分かりやすい言葉で、すぐ実行できる内容であったので、さっそく購入しました。

読み始めると、期待通り、平易な言葉で理解しやく実例を挙(あ)げて書かれてあるので、一気に読破しました。内容を把握し易いように項目ごと番号を振(ふ)って、短い文章でまとめられているので、後で読み返すときにも重宝しました。

私が、一番役に立った ベスト3 は、

56.《「1回で、うまくやろう」としない。》

32.《先送り、しない。》

10.《「落ち込んでいる時間」を減らす。》

です。

ざっくり言うと

56.《「1回で、うまくやろう」としない。》

挑戦→失敗→修正のサイクルを、高速化する。つまり、うまくいく人は、早く挑戦して、早く失敗して、早く修正するというサイクルを高速化しています。失敗を恐れる人は、すぐやれない人になります。すべてのスタートラインは、失敗からです。

32.《先送り、しない。》

すぐやれないのではない。あらゆることを、先送りしているだけだ。即ち、すぐやれない人は、先送りしています。たとえ「ノー」でも、決断をすることで前に進めます。

10.《「落ち込んでいる時間」を減らす。》

再スタートを早くする。強いチームは、再スタートが猛烈に早いのです。落ち込んだり、喜んだりしているヒマはないのです。

ということです。

事務所開業2年目を迎えて、私は(日頃の反省も込めて)、この「すぐやる人は、うまくいく。」を習慣づけていきます。皆様におかれましては今後とも、当事務所ならびに私に更なるご指導、ご鞭撻(べんたつ)を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2015.7月吉日

オリックス生命代理店 中西浩  TEL.050-3695-3732

 

 

 

 

老後資金「個人年金」

40~50代の大人の方は、そろそろ老後の生活資金について考える頃だと思います。そして、実際、何人もの方が私に「あなたのところでは個人年金は取り扱っていないのですか?」と尋ねられました。

私は、早いうちから老後の資金計画をされるのは、とても良いことだと思います。余裕のある老後を送るための自助努力は大切です。でも、なぜ多くの方が「まず、個人年金で。」と思われるのでしょうか。私がその理由を尋ねてみると「今の銀行の預金に比べて金利が良いと思うから。」とか「最近の(日本の)株高で、変額年金では運用益が期待できるから。」とお答えになりました。

そうですね。個人年金には、私が思いつくだけでも主なものとして「確定個人年金」「変額個人年金」「外貨建て個人年金」などがあります。それぞれ商品性に特徴がありますが、基本的に私はこれから老後資金を準備される方には「個人年金」での運用をお勧めしていません。

なぜなら、私は、保障と運用は分けた方が分かりやすく、コスト的にも優位性があると思うからです。

まず、①「確定個人年金」は、契約時の金利によって予定利率(運用利回り)が決まるので現在の超低金利の時期の加入は不利になります。現在、予定利率(運用利回り)は1%未満の商品が主流です。なお、予定利率とは契約者が払う生命保険料から事業経費を差し引いた後の死亡給付金や年金の支払いに充てる「責任準備金」の運用利回りのことで、払った生命保険料全てが運用にまわる訳ではありません。また、近年、「返戻率(戻り率)」という指標がよく使われています。そこで、返戻率(戻り率)と実質運用利回りの違いを理解することが大切です。返戻率(戻り率)とは、「年金受取総額÷支払保険料×100」のことです。例えば返戻率(戻り率)105%であれば保険料払込期間(月払)20年、据置期間・なし、受取期間(毎月受取)10年の商品なら実質運用利回りは概算で0.3%程度にすぎません(モーニングスター金融電卓で試算)。その間、長期間、資金を固定することになり、インフレリスクもあります。でも、「保険の予定利率は低いが保険料控除で税金が安くなるから、利回りが良くなるのでは。」とおっしゃる方もいらっしゃいますね。個人年金保険料控除は、所定の要件を満たして個人年金保険料税制適格特約をつけた上で所得税の控除は最大で年4万円。住民税の控除は最大年2万8,000円です。利回りアップを期待するほどの節税効果はないです。

続いて、②「変額個人年金」では、払い込んだ保険料の運用成果によって、将来受け取る年金額や解約返戻金が変動(増減)するタイプの生命保険商品です。これは、投資信託と生命保険を組み合わせた商品です。一般には複数の特別勘定が用意されていて自由にスイッチングできるタイプのものが主流です。インフレに対応できる可能性はありますが、運用にはリスクが伴います。限られた運用先の中での選択なので高い運用益を長期にわたり確保するのは難しいです。また、保険という性格から保険に回る部分があり、加入、運用、解約などのコストも一般的に投資信託より高いです。早期解約での解約控除(一種のペナルティー)もあります。そうであれば変額個人年金保険には(一般)生命保険料控除など税制上の優遇措置もありますが、私は余裕資金で投資信託を購入する方が良いです。NISA(ニーサ)(=少額投資非課税制度)を活用した積立型(毎月自動的に一定額を継続して投資するタイプ)の投資信託も可能です。ただし、こちらも運用はあくまで自己責任です。十分な知識と経験が必要で性格的な向き不向きもあります。積立投資(毎月自動的に一定額を継続して投資)はドル・コスト平均法でリスクは軽減されるとのことですが、一般的に高齢者はリスク許容度が低いので注意してください。

最後に③「外貨建て個人年金」には、「カントリーリスク」と「為替リスク」があります。「カントリーリスク」は米・豪・ユーロであればほとんど問題はないと思いますが、ただ、米・豪・ユーロとも日本より利回りは少し高いですが、「為替リスク」は日本円で受け取る方にとっては大きな影響を受けるので、決まった年金を確実に準備したい方には向きません。また、保険という性格から保険に回る部分があり、加入、保有中に発生するコストもあります。円-外貨交換コストや契約の維持管理料、年金の管理料、途中解約での解約控除などさまざまなコストが発生します。

当事務所では、いわゆる貯蓄性保険では死亡保険金200~500万円であればお手頃な保険料で一生涯の死亡保障または老後の一時金が準備できる「無配当 低解約返戻金型終身保険」をお勧めしています。ただし、保険料払込期間中の解約返戻金は支払保険料より少なくなります(「無配当 終身保険」の解約返戻金の7割に抑制)。商品の性格上、流動性に劣るので注意してください。

SNSでトラブル急増!

Facebook(フェイスブック)やLINE(ライン)などの会員制交流サイト(SNS)利用者の消費者トラブルが2014年度に急増しています。トラブルにあったらまず、[ 消費者ホットライン ] 「0570-064-370」に電話相談しましょう。

消費者庁や国民生活センターは、スマートフォンなどの携帯端末の普及でSNSが身近になり、不慣れな人がトラブルに巻き込まれやすくなっていると注意を呼び掛けています。若い人だけではなく、40~60才代の相談者の増加が目立っていて「幅広い年代に被害が広がっている」とのことです。

消費者庁の相談内容は、「SNSで知り合った相手から出会い系サイトへ誘導された」「知人だと思った相手が成り済ましだった」などで「SNSで広告を見て無料お試しした食品が知らない間に定期購入になった」という通販トラブルも多いそうです。

消費者相談数は、2014年度は、過去最多の7,370件です。他人事ではありません。くれぐれもご注意くださいね。まずは、SNSの設定を見直して安全にSNSを利用しましょうね。

※私は [ NTT西日本セキュリティー対策ツール(最新版] の「SNSプロテクション」(※1)は既に導入済みなので今回、「プライバシー設定チェッカー」機能を利用してさっそくSNSのプライバシー設定を見直しました。(^^ゞ

(※1)「SNSプロテクション」は、SNSサイトに含まれるリンクの安全性を表示します。

この記事は、「北陸中日新聞2015.6.14朝刊」を参考にして私が内容を一部編集しました。

「オリックス生命、大丈夫かいね?」

私は生命保険のお話をすると皆さんによく、「保険料は安くても、その会社本当に大丈夫かいね?」と言われます。

最新の格付け(2015.5.2現在)で「オリックス生命」は、《◎格付投資情報センター( R&I )で、保険支払能力「A+」:保険支払能力は高く、部分的に優れた要素がある。◎スタンダード&プアーズ(S&P)で、保険財務力「A-」:保険契約責務を履行する能力は強いが、上位2つの格付けに比べ、事業環境が悪化した場合、その影響をやや受けやすい。》でした。現在のところ、格付機関の評価は安定的です。

また、もう一つの経営の健全性指標であるソルベンシー・マージン比率(2015.3.31現在)は、「オリックス生命単体」では、「746.4%」、2015.7.1合併予定の「ハートフォード生命との連結」では「2,422.4%」です。このソルベンシー・マージン比率は、大災害や株の大暴落など、通常の予測を超えて発生するリスクに対応できる「支払余力」があるかどうかを判断するための指標の一つで、200%以上あれば経営の健全性の一つの基準を満たしているといえます。

次に、保険会社が経営破たんした場合でも、保険契約がなくなるわけではなく「生命保険契約者保護機構」により一定の契約者保護が図られます。この保護機構には国内で事業を行うすべての生命保険会社が加入しています。この際、特に新規加入時に留意すべき点は経営破たん時には保険種類別では、一般的に保障性の高い保険(定期保険、医療保険など)では、保険金額などの減少幅は小さく、貯蓄性が高く保険期間が長期の保険(終身保険、養老保険、個人年金など)では減少幅が大きくなることです。

そして、保険料の安さの問題は、生命保険料の内訳は保障のみに使われる「純保険料」と生命保険会社の運営経費に使われる「付加保険料」から成り立っていて、実はこの「付加保険料」が生命保険会社によってかなりの格差があるからなのです。私は、同じ保障内容ならば保障に使われる「純保険料」は生命保険各社で大きな違いはないので、「付加保険料」部分の生命保険会社の運営経費の使われ方がご自分の求めている付加価値やサービスの内容(①最寄りに店舗がある。②細かな相談に乗ってくれる。③コンサルティング能力が高い。など)に見合っているかどうかが、保険選びの選択のポイントの一つのになるのだと思います。なお、生命保険選びの大切なポイントは、末尾の《生命保険選びの基本》を参照してください。

冒頭の質問の回答としては、「絶対大丈夫」という話ではないですが、一つの目安としてお考えいただければと思います。今後とも、当事務所およびWebサイトをよろしくお願いいたします。

※ 《生命保険選びの基本:①生命保険の加入目的を確認する。(自分に必要な生命保険を把握する。)②生命保険加入前に利用可能な公的保険制度や会社の福利厚生制度をまず確認する。③正確な必要保障額を試算する。④複数の商品を比較して保障内容と保険料を確認する。⑤理解できない商品には手を出さない。(もしもの時に確実に給付を受けられるよう保障内容を理解できること。)など》

「高血圧改善↓」対決!「血圧の薬」対「ウォーキング」

今回は、「高血圧改善↓」対決!です。すなわち、「高血圧を改善するのは、どっち?」勝負です。

「血圧の薬」対「ウォーキング」。勝負の行方ははたしてどちらに!?

高血圧の治療には、血圧を下げる降圧剤を服用するのが一般的ですが、それとあわせて運動することが推奨されています。はたして本当に効くのはどちらでしょうか?

「ホントに長生きするのは、どっち?」(宝島社)で医学博士「川嶋 朗先生」によりますと

完治を目指すなら歩くこと。つまりウォーキングが大切とのことです。なぜなら、降圧剤を飲んでも高血圧は完治、改善できないからとのこと。お薬はあくまでも対症療法であり、服用をやめれば元に戻ってしまいます。完治を目指すのであればウォーキングに軍配があがるそうです。もし、高血圧の原因が肥満であれば、減量を優先するといいでしょう。ウォーキングは誰でも無理なく手軽にできる有酸素運動で、歩くことで、血管を強くして心肺機能を高め、高血圧を予防・改善できるのです。

そして、ウォーキングのときは、

○ 週3回、1回10~20分、汗ばむ程度に歩こう

○ 準備運動、ストレッチをしてから歩こう

○ 夏・冬の体温調整の対策をしっかり

○ 水分補給を忘れない

ことが大切とのこと。

血圧が高めの人の方が長生きするというデータもあります。ただし、長年薬を飲んでいてそれがないと不安な人は薬の服用を続けてもかまわないそうです。つまり、「薬も選択肢のひとつだと考えて」とのことです。

 

「働き盛り世代の生活習慣病・がん」

私事ですが、今朝、身内で不幸がありました。死因は「がん」でした。末期がんで医師に余命6ヵ月と宣告されていました。まだ、40才を少し超えた年齢でした。入退院をしながら、余命宣告後1年6ヵ月くらい頑張りました。家族に見守られての最後でした。彼はまさに、働き盛りの年齢でした。彼は、責任ある仕事を任されていたので、無理を重ねていたのだと思います。

働き盛り世代の死因の40%は「がん」です。

働き盛り世代では、対人関係や仕事、金銭の悩みなどの「ストレス」が大きな負担になりますが、対人関係や仕事、金銭の悩みなどの「ストレスが、がんを引き起こす例も多い」そうです。

人は年齢を重ねると誰でもがんになりやすくなりますが、それは、加齢によって病気を防ぐ免疫力が低下するからです。そして、免疫力低下の大きな原因が、この「ストレス」なのです。ですから、ストレスのないポジティブな生活を送ることが、がん予防につながります。

一方、がんのデータ的な観点からは、国立がん研究センター新ビジョン「わが国のがんの現状と将来予測」(2014年6月 独立行政法人国立がん研究センター)では、

□人口の急速な高齢化に伴い、国民の二人にひとりが がんに罹り、今後さらに患者が増加

□ 働き盛り世代の死因の40%ががんである

□人口の高齢化とともにがんの罹患率は上昇し、 年齢調整死亡率は低下するが、総死亡者数は増加。 三人にひとりががんで死亡する

□団塊の世代が後期高齢者層を形成する2030年前後 にはがん患者数は大きく増加。 がん多死社会が到来

と述べています。

私は、「ストレスをためない生活は、大切」ですが、それだけでは十分な「がん対策」ではないと感じています。がんなどの生活習慣病は「どこも痛くないし、苦しくないから自分は、大丈夫だろう…」という感じで、ご自分の健康チェックを後回しにしていて、いつの間にか健康を損ねて手遅れになるケースがあるからです。そして、手遅れになるまで、あまり自覚症状がないことがあるのが怖いところです。私は、やはり「定期的ながん検診」を受けられるとよいと思います。

私自身、がんの早期発見のために「定期的ながん検診」を受けていますし、もしものときのために「がん保険」にも入っています。

今一度、私は「がんは早期発見、早期治療が大切」とのフレーズを皆さんにお伝えしたいです。

 

 

「働く女性の保険」その3.

私は、これまで独身の人は「死亡保障型の生命保険は不要」であると述べてきました。しかし、ご自分のために「必要最低限の老後資金を割安な保険料で確保」したい方もおられると思います。

そういう時には選択肢の一つとして「払込期間60才までの低解約払戻型終身保険」があります。その際、子どもが生まれたら死亡保障を増やすことも視野にいれておくとよいでしょう。死亡保障はまずは葬儀代の準備も兼ねて200万円程度で十分かもしれません。

例えば私がお勧めしているケースでは、22才女性で死亡保障200万円の「低解約払戻型終身保険」に加入した場合、月払保険料2,566円(60才払済)で65才時には152万円ほどの解約払戻金が準備できます (払戻率129.9%)。実際には生命保険料控除もあるので実質払戻率はさらにアップするでしょう。現在の超低金利 (参考:預金金利水準0.030~%程度) の中で換金性は下がりますが長期では有利な運用方法の一つであると思います。

私は月々の保険料を現在の生活費を圧迫しない無理のない金額に設定することが大切だと考えています。

現在、当事務所では「無料保険相談」受付中です。生命保険についての疑問や質問などがございましたら、どうぞ、遠慮なさらずに納得するまで何度でもお聞きくださいね。

「働く女性の保険」その2.

「働く女性の保険」その1.で、働く女性には、まず医療保険が必要だというとことをご説明しました。その際、「日額5,000円程度」が一つの目安であると述べました。

今回は、「医療保険でどこまで準備したらよいか?」について考えてみましょう。

医療保険の保障内容はいろいろですが、入院したら一日当たりいくら必要かを考えると分かりやすいです。「健康保険でもある程度はカバーできるので、入院1日当たりの自己負担額は5,000円程度で賄(まかな)えます。」それでも、大部屋から個室に移った場合の差額ベッド代は健康保険の対象外ですし、入院すると何かと雑費もかかるものです。保険料が負担でないなら、それらも考慮して日額1万円の医療保険に入るのもいいでしょう。その場合、一生で150~200万円程の保険料を払うことになります。それ以上の給付金をもらう入院をしないと元が取れない計算になります。必要以上にかけすぎないように留意しましょう。

また、貯蓄が150万円以上あれば医療保険に必要以上に頼らなくてもよいので、医療保険はある程度貯蓄ができるまでの期間を保障する定期型のものでよいという方もいますが、私は、普通のご家庭であればある程度の医療保障は一生涯必要だと思います(終身型)。重い病気や長期間の入院であれば予想外の出費に加え、家庭環境も含め生活環境が一変する場合もあるかもしれません。

また、普通の入院は給付日数60日型でも十分ですが、私は保険料があまり変わらないのであれば給付日数120日型をお勧めします。その際、生活習慣病支払日数無制限のものをお勧めします。この特約がないと「がん」などで一入院は短くても再発して再入院した場合、通常180日間置かなければ入院給付金が支払われないのですが、支払日数無制限のものに入っていれば再入院の際も時期や期間にかかわらず給付金が受け取れて安心です。女性特有の病気が気になる方は女性疾病特約を付ける選択肢もありますが、特約分の保険料がアップします。そして、女性疾病特約といっても保険会社ごとに保障内容は違うので自分の気になる病気がきちんとカバーされているか、事前に確認することが大切です。その際、健康祝い金はあくまでご自分の保険料負担分の一部が返って来ただけなので過度に期待しない方がいいかもしれません。

手術給付金は日額の20倍程度のものを選ぶとよいでしょう。

お金に余裕がない場合は月々の保険料の支払いを「終身払い」にする方法もありますが、長生きすればするほど支払保険料総額は「短期払い」に比べて多くなります。

《補足》 健康保険だけでカバー出来ること。

「通院・入院の給付」入院・通院の自己負担は3割

「休職中の手当」疾病手当金が日給の6割程度を最長1年6ヵ月まで受け取れます。

「高額医療費の支給」一定以上の自己負担分は払い戻しがあります。重い病気や長期間の入院で医療費の自己負担が高額になった場合には、一般的な収入の場合、1ヵ月の医療費「8万100円+(医療費-26万7,000円)×1%」の金額を超える分が払い戻されます。

「出産・育児の手当」一人に42万円が支給されます。

 

 

「働く女性の保険」その1.

保険は万が一の時、金銭的な負担を減らしてくれる頼もしい味方です。しかし、自分にフィットしていなければ、その効果も小さく、払ったお金も無駄になります。「必要な分を無駄なく保障する保険に入りたいですね。」

基本的な考え方として、死亡保障型の生命保険は養うべき人がいない独身の人には不要だということです。ところが、一方で医療保険は安心して治療に専念出来るように独身時代からしっかり準備しておきたいですね。その際、「貯蓄と保障のバランスを考えて、自分の状況にあった保険に入りたいものです。」

実際は、20~30才の女性で何らかの保険に入っている人が圧倒的に多いのですが、「すすめられるまま入った。」「今、入っている保険の中身がよくわからない。」という人も多いのです。これではせっかく支払っている保険料が無駄になるかもしれません。また、医療保険に入っている人がトップですが、かなりの人が死亡保障型の生命保険に入っているのも事実です。ただなんとなく保険に入ったという人も多いのではないでしょうか。

独身女性は、まず、「日額5,000円程度の医療保険に入ること」をお勧めします。死亡保障型の生命保険に入るのは結婚して妊娠してからでもよいでしょう。

「学資保険」の選び方

春は新入学の季節です。子どもを抱えているご家庭の親で(子どもの)将来の大学進学に備えて貯蓄をしようと考えている方も多いと思います。その中の選択肢の一つとして「学資保険」があります。

「学資保険」とは文字通り将来の教育資金を貯めるための保険です。保険期間中に親などの契約者に万が一のことがあった場合には以降の保険料が免除され、保険は契約通りに支払われます。子ども一人につき200~300万円が一つの目安になります。

「学資保険」商品選択に当たっては払い込んだ保険料より多く戻ってくる返戻率の高い商品を選びたいですね。今は返戻率の高い商品も多く、その順位も変動が激しくなっているようです。

また加入時期は子どもが小さいほど月々の保険料は安くて済むので、誕生したらすぐ入るのがお勧めです。遅くても6~7才までに入りたいですね。

受け取り時期は「最近は推薦入試」が増えているので高3(18才)の秋には入学金の一部が必要になるので早めに受け取れるように設定しておくとよいでしょう。

大学資金の目安である500万円に不足する分の200万円は0才から児童手当をこつこつ貯めていればちょうど200万円くらいになります。準備は早めが良いですね。

《補足》 もし、教育資金が貯まらなかったら…

「奨学金や教育ローン」がありますが、なるべく避けてくださいね。奨学金や教育ローン利用者が年々増えていますが、貸与型の奨学金の場合は子どもが借金を背負って社会に出ることを意味します。つまりマイナスからのスタートになります。私も奨学金返還のために苦労されている若者を何人か知っています。